東南アジア最大のプラスチック包装・ビニール袋
製造会社であるTPBI(TPBI)は、使い捨てビニール袋の
世界的な売上減少と資産取得のための費用増加に
苦しみましたが、2019年業績とバランスシートは
黒字転換すると予想しています。

TPBI社では2018年は新たなプラスチックの世界情勢に
対処するため事業再編と新しい資産の購入を開始した
時期であったとしています。

同社は2018年に事業を4部門
（消費者向け製品、柔軟製品、紙製品、貿易用製品）に
再編成しました。
また、EDCAWI Ltd（イギリス）および
Intelipac Australia PTY Ltd（オーストラリア）を
2018年末に購入しています。

EDCAWI社とntelipac Australia PTY社は
再利用可能なビニール袋と紙の包装の製造業者です。
この買収により、2019年第1四半期のTPBIの購買管理費は
1億5500万バーツに倍増しました。
特にイギリスとミャンマーでは事務所支出が多くなりました。

これにより2019年第1四半期のTPBI社業績は売上
13億7200万バーツ、純利益－1580万バーツの赤字で
3四半期連続赤字となりましたが、同社は第2四半期から
純利益が回復すると予想しています。

2019年通年売上予測は、2018年の50億1000万バーツから
20％増加し60億バーツになると予想しています。
また、プラスチック消費に関する世界規模の新たなトレンドに
対応するため、生産能力と再利用可能なプラスチック製品の
流通を拡大することを計画しています。

TPBI社は2017年末、ミャンマーのビニール袋メーカーである
ミャンマースターグループの過半数株式を1億バーツで
取得しました。
ミャンマーでの生産量は月300トンです。