サイアム・セメントがインドネシアの包装会社を買収【タイ・インドネシア:建設資材】
タイ素材大手サイアム・セメント・グループ(略称SCG)は、
インドネシアの製紙・包装資材企業のファジャール・スルヤ・
ウィセサ(FASW)を買収すると発表しました。
買収金額約6億6500万USドルを投じて、同社の発行済み株式の
55%を取得します。
サイアム・セメント(SCC)の最高経営責任者(CEO)Roo
ngrote Rangsiyopash氏は、今後人口の増えていく
インドネシアで包装事業拡大を進めて行くとしています。
サイアム・セメント・グループ(略称SCG)の包装事業の
利益は16億8000万バーツで、2019年第1四半期の利益の
14.4%を占めました。
サイアム・セメントは傘下の包装材子会社を通じ、
TOB(株式公開買い付け)でファジャール株を取得します。
2019年7~9月期には買い付けが完了する予定です。
ファジャール・スルヤ・ウィセサ(FASW)はインドネシアの
製紙・包装大手企業で、インドネシア証券取引所(IDX)に
上場しています。
1988年に設立され、FajarPaperブランドで包装紙を製造し
年間130万トン以上の生産能力を持っています。
コーテッドデュプレックスボード、クラフトライナーボード、
および段ボール紙のようなさまざまな種類の包装紙材料を
製造しています。
インドネシア証券取引所(IDX)には1994年に上場しました。
2018年業績は売上9兆9383億ルピア、
純利益1兆4053億ルピアでした。
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