タイのモバイルアプリ大手ライン・タイランドでは、
1000万人超ユーザーを擁するオンラインジョブプラットフォーム
である「ライン・ジョブ」を、2019年末までにタイ国内で最大規模に
することを目指しています。

製造業の労働者、サービス業、営業担当者、小売店員、
一般職員などの半熟練労働市場への拡大を計画しています。
これらはタイ雇用市場の42％と推定されています。

Line Jobs部門は、半熟練労働者の年間離職率は最大300％であると
しています。
他のライバル求人検索プラットフォームは半熟練労働者を真剣に
ターゲットにしていないと分析し、Line Thailandはニッチな
分野で主導権を握ることを目指します。

Line Thailandは2018年5月にLine Jobsを立ち上げ、
求職希望のフォロワー700万人を集めました。
また、求人を希望する18,000社を超える企業から39万件
以上の求人を掲載しました。
同プラットフォームアプリは100万ダウンロードを突破し、
20万人の候補者を集めました。

2019年目標としてはLine Jobsを介して140万人以上の求職者
および24万件以上の職業紹介件数を目指します。

タイではこれまで仕事にふさわしい人を見つけることは
困難であったとしています。
多くの求職求人オンラインプラットフォームは依然として
低速のサービスを提供し、紹介手数料は高く、不要な情報を
登録し、記入する必要があります。
その結果、そうしたサービスを利用する人は200万人未満と
しています。

LINEのユーザーベースはタイ国内で4,400万人を
超えているため、Line Jobsは他の求人情報プラットフォーム
よりも優位性を持っており、また、求人のための運用コストを
削減し、手続きを効率的に短縮するのに役立つとしています。