カンワン社とキアンジュ・カン・ファクトリー社の争いに決着【マレーシア:製造業・製缶】
マレーシア証券取引所(BRUSA)に上場しているカンワン
(CANONE:5015)とキアンジュ・カン・ファクトリー
(KIANJOO:3522)の経営権取得対決は、Can-One社が95.8%の
株式を取得した後、終了する見通しです。
Can One社投資部門は、Kian Joo社の4億2588万株、
95.8%の株式を保有しました。
これにより、Can-One社は同行為異議を唱える株主が
保有するKian Joo社の全株式取得を強制することが
出来るとしています。
Can-One社側では購入承諾されていない残りのKian Joo
株式を強制的に取得するために、資本市場サービス法の
第222条(1)規定を呼び出す予定です。
今回の買収提案は、2019年4月末の最終承認日までに
承認される予定です。
それ以降5取引日が経過すると、Kian Joo株の取引は
中断されます。
2018年12月Yeoh Jin Hoe氏の管理下にあるCan-One社が
Kian Joo社株を1株RM3.10で購入する買収提案オファーを
開始しましたが、Kian Joo社の創業家族派閥によって
取引阻止されていたため、長らく揉めていました。
カンワン(CANONE:5015)社は金属製およびプラスチック製の
缶、生鮮品・生鮮品以外の食品包装、流通を行う企業です。
2004年に設立され本社はマレーシアのペタリンジャヤに
あります。
キアンジュ・カン・ファクトリー(KIANJOO:3522)社は
ブリキ缶の製造と販売を行っています。
錫缶、アルミ缶、カートン、契約製造、および取引の
各セグメントで運営しています。
ブリキ缶セグメントはブリキ缶の製造と販売を
行っています。
アルミ缶セグメントはアルミ缶を提供しています。
紙カートン部門は段ボール箱を取り扱います。
同社は1956年にSee Boon Tay氏によって設立され、
マレーシアのバトゥ・ケーブスに本社を置いています。
この記事へのコメントはありません。