タイの工業用パレット市場1位はスリタイ・スーパーウェア社【タイ:工業・物流】
(工業用パレット:輸送・物流で用いる荷物を載せるための荷役台)
タイの工業用パレット市場ではタイ資本企業が多くのシェアを
占めています。
木製パレットは古くから木材系事業を扱っていた企業が
手掛け、プラスチック製パレットでは、石油化学系の
SCGグループやPTTケミカルグループから原材料を仕入れて
成長したところが多く存在します。
タイの工業用パレット市場1位は、メラミンとプラスチック
包装大手のスリタイ・スーパーウェア(SITHAI)社です。
2位以降にプラチナム・プロ・プラスチック社、
製紙事業大手ダブルの子会社であるアグロ・ファイバー社、
外資系ロスカム社などが続いています。
多くの企業は売り切りタイプの事業を選択していますが、
ロスカム社のほかChep社、JPR社、UPR社など外資系が
レンタル事業も展開しています。
プラチナム・プロ・プラスチック社はタイ資本の
プラスチックパレット製造企業です。
プラスチックパレット、ゴミ箱、クレート、ボトルケース、
プラスチック椅子などの製造・販売を行っています。
工場はラヨーン県にあり、年間28,000トンを生産しています。
原材料はSCGグループ(セメント・石化大手)、
PTTケミカルの2社より調達しています。
木材パレットの大手アグロ・ファイバー社は、
タイの木材を使い、製紙業を展開するダブルA社より
原材料を調達しています。
MDF製品、木材パレットを製造し、タイ国内のほか
海外向け販売も手掛けます。
月産約71,000台、タイ国内木材を使用しワンウェイ用
パレットを多く生産しています。
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