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化粧品ミスティーンのタイ国内販売戦略はマルチチャンネル化【タイ:美容サービス】

タイ国内で物流インフラが整備されるようになり、
新興物流企業ケリー・エクスプレスといった
物流ロジスティクスプロバイダーが増加したことに
よって多くの企業が化粧品ブランド開発を行うように
なりました。

しかし、化粧品市場では競争激化により主要ブランドシェア
維持が困難になり、小売店舗カウンターセールスと
直販ダイレクトセールの両方が損なわれています。

ミスティーン化粧品のブランドオーナーであり、
マーケティングを手掛けるBetter Way Thailand社は、
マルチ・チャンネル・アプローチを選択することで
市場に対応しようとしています。
タイ国内の化粧品市場には既に6,000以上の美容ブランドが
参入しています。

ミスティーンMistineブランドの化粧品は、
コンビニエンスストア、ヘルス&ビューティーショップ、免税店、
オンラインプラットフォームで購入出来ます。

2016年から中国を中心に海外市場参入のためオンライン
チャネル調査を開始し、アリババ・グループのTmallと
タオバオへ出店、その後JD.comなどに拡大しています。
2019年時点では中国にある17のECチャネルで販売しています。

同社ではTmallを通じた売上が5億バーツに達した時、
偽造品対策やブランドイメージを保護するために、
中国の現地パートナーと合弁会社を設立しました。
中国におけるミスティーンの売上は約50億バーツに達する
予定です。
また、同社は今後3年間で中国向けの化粧品ブランド発売を
予定しています。

ミスティーンMistineブランドは、1988年に
Amornthep Derojanawong氏によって、消費財コングロマリットの
サハ・グループ等のパートナーと共に設立されました。
Mistineブランドの認知度は、タイ人女性の間では100%と
しています。
2019年通年売上はタイ国内で前年比5%増の150億バーツを
目指し、中国では前年比+30%増の65億バーツを
目指しています。

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