タイのフレイザーズプロパティとロジャナ工業団地はEEC地域で複合開発【タイ:不動産開発】
タイ酒造メーカーのタイビバレッジ・グループを率いる
シリワタナパクディー財閥が所有する工業団地開発企業
フレイザーズプロパティ・タイランド(FPT)は、
旧社名タイコン・インダストリアル(TICON)です。
同社ではTCCグループがチョンブリー県とラヨーン県で
保有している数万ライの広大な敷地を、工業団地の拡大と
東部経済回廊(EEC)に利用したい考えです。
TCCグループではタイ東部チョンブリー県にある工業団地の
近くにおよそ1万ライ以上の土地を保有しています
(1ライ=1600平米)。
また、新しい工業団地開発のための不動産を700~800ライ
残しています。
新規投資が増え、既存工業団地での土地供給が減少するに
つれて、EEC地域では新しい工業団地不動産区画を追加する
必要が出てきています。
フレイザーズプロパティ・タイランド(FPT)は、
サムットプラカン県バンボー地区にある
バンナートラートKM22(Bang Na-Trat KM22)での都市開発に、
2,000ライの不動産を確保しており、2019年は20億バーツを
費やす計画です。
同都市開発プロジェクトは、フレイザーズプロパティ・
タイランド(FPT)とロジャナ・インダストリアルパーク(ROJNA)、
アジア・インダストリアル・エステート社
(ソンポーンパニット財閥)の共同出資会社である
TRA Land Development Coによって開発されます。
TRA Land Developmentへの出資比率はそれぞれ50%、25%、
25%となっています。
TRA Land社は2018年10月にバンナートラートKM22で
4,315ライの大型不動産を89億1000万バーツで購入しました。
都市開発にかかる期間は10年間とみています。
この複合用途開発地はバンコクとEECスマートシティの間に
位置するゲートウェイとして高い可能性を秘めていると
しています。
この記事へのコメントはありません。