二輪リースのティティコーンは売上増を目指す【タイ:金融・二輪リース】
二輪車の大手リース企業であるティティコーン(TK)は、
営業店舗拡大とミャンマーでの新たな進出によって
海外事業部門のローン成長と売上増加を目指しています。
2019年通年の総売上は+6%増となる見通しです。
これは2018年と同レベルになる予測で、理由としては
農産物価格低下や政治の不安定さ、世界的な経済低迷
などによりタイ国内の個人消費意欲を圧迫する可能性が
あるとしています。
Thitikorn社はラオスとカンボジアでハイヤーパーチェス&
リース事業を展開しており、ミャンマーでも新しい
営業ライセンスが取得されれば2019年第2四半期に
開始予定です。
2019年はカンボジア+6店舗、ラオス+3店舗、
タイ+4店舗の合計13店舗を新たにオープンする予定です。
同社はおよそ30万件のローン口座顧客を保有しています。
低金利環境は短期的にはリースおよび賃貸購入事業にとって
恩恵をもたらすものの、2019年の新車販売およびオートバイ
販売は低調になる見通しです。
タイ国内市場は依然として競争が激しく、利益率は国外事業と
比較して低いため、成長が著しいタイ近隣諸国における
事業拡大を目指していくとしています。
同社の国外事業からの収益比率は、2018年総収益の約10%
(9億バーツ)を占めました。
海外売上比率の割合は2019年に総売上の20%または
18億バーツに上がると予想しています。
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