シンガポールのヘルスケア市場、2018年は4社が新規上場【シンガポール:ヘルスケア】
2018年はヘルスケア分野がシンガポール証券市場を
後押ししました。
ヘルスケア関連企業4社がシンガポール証券取引所(SGX)の
カタリストボードで新規上場しています。
医療・ヘルスケアのハブ地域としての評価と比較的高い
価格収益率が各社株価に反映されています。
2018年に新規上場した4社は
アジアン・ヘルス・スペシャリスト、ハイフェンズ・ファーマ・
インターナショナル(1J5)、メディネックス(OTX)、
バイオリディクス(8YY)です。
各社、新規上場時にも大きく株価を上げ、
それぞれ+48%、+6%、+12%と上昇しましたが、
バイオリディクス社のみ-16%でした。
アジアン・ヘルス・スペシャリスト社は高度に
特殊化された整形外科サービスを提供しています。
IHHヘルスケア(Q0F:IHH)は、シンガポール証券取引所(SGX)と
マレーシア証券取引所(BRUSA)に上場している医療機関グループ、
時価総額が150億Sドルです。
シンガポールの医療サービスは、マレーシア、タイなどの国でも
医療サービス企業が成長したことにより競争が激化しています。
今後数年間で医療市場に外部要因圧力がかかる可能性があります。
時価総額が約124億ドルあるタイ最大の私立病院オペレーター
バンコク・ドゥシット・メディカルサービス(BDMS)は、
2018年上半期に外国人患者からの売上を前年比10%増と
成長しています。
シンガポールに上場したヘルスケア・メディカル・
インターナショナルは、マラッカにMahkota Medical Center
を、JohorにRegency Specialist Hospitalを設立しました。
ラッフルズ・メディカル・グループは同ブランドを中国に
展開するなど他国展開を積極的に進めています。
ラッフルズ・メディカル・グループの時価総額は20億Sドルと
なっています。
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