デイリー・ファームは3年内に年間成長率+11%超の目標【シンガポール:食品・飲料】
シンガポール証券取引所(SGX)上場企業のデイリー・ファーム
(D01:DairyFarm)では3年内に年間成長率+11%を超える目標を
立てています。
証券アナリストによる評価では、同社の成長はヘルス&
ビューティー部門および関連会社の高い貢献によって
もたらされる可能性があるとしています。
2019年度税引後株主利益(PATMI:Profit after tax and
minority interests)は、食品事業の再編成と子会社・
関連会社の貢献を受けて、今後3年間で年平均成長率(CAGR)
11%の成長をする可能性があります。
デイリー・ファーム社は過去2年間(2017年・2018年)で
経営陣・管理部門の80%を変更しました。
同部門の事業再編費用は特別損失として6億1249万Sドル
(4億5300万USドル)でした。
コストの大部分は、東南アジアで展開するスーパーマーケット
およびハイパーマーケット事業「Giant」ブランドに関連する
不採算部門の償却と、資産減損から生じています。
デイリー・ファーム社はシンガポールを拠点とする食品大手
企業です。
乳製品、乳飲料などを中心に食品、小売りなどを展開しています。
香港では小売りスーパーGiantブランドを展開しています。
その他にもCold Storage(スーパーマーケット)、
Jasons Market Place(ハイエンドスーパーマーケット)、
Shop’n Save(スーパーマーケット)、Giant(ハイパーマート)
Mannings/Guardian(ヘルスケア製品)、
7-Eleven(コンビニエンスストア)などを
香港、マカオ、インドネシア、台湾で展開しています。
同社の2018年業績は売上117億4900万USドル、
純利益9200万USドルでした。
2018年業績には、小売り店舗のロビンソンリテール・
ホールディングス(RRHI)に対する20%出資結果は
含まれていません。
ロビンソンリテールの収益結果は今後2019年度の収益に
2704万Sドルほど貢献していくとみられています。
また同グループは2018年のYonghui Superstores Coの業績の
9か月分のみ記録しています。
デイリー・ファームの親会社グループはジャーディン・
マセソンです。
ジャーディン・マセソン社は香港にヘッドオフィスを置く
(登記上の本社はバミューダ諸島・ハミルトン)イギリス系
企業グループの持株会社です。
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