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タイ国内の小売市場と消費者信頼感は高い傾向【タイ:消費者信頼感】

ニールセンの調査によると、世界的な景気後退にもかかわらず
タイ国内の消費者信頼感は依然として高いとしています。

同レポートによると、タイ消費者の57%が5年前よりも
安定した生活を感じており、2018年の日用消費財
Fast-moving consumer goods(FMCG)の売上は4~5%伸び、
2017年の落ち込みから回復しました。

また輸出部門では前年比7.2%増、旅行部門では9%増、
政府支出投資5%増と好調な数字となっています。

タイは過去5年間における可処分所得の伸びが14%であり、
フィリピン(+22%)やシンガポール(+23%)と比べ遅いと
されていますが、タイ人の約23%が必要不可欠ではない商品に
余分なお金使うと回答しています。

タイのFMCG市場は2018年第4四半期に農村部で5.6%
成長しました。
バンコク首都内よりも地方でのFCMG成長率がはるかに
高くなっています。

コンビニエンスストアは2015年12,600店舗から2018年には
15,000店舗以上に増えました。
コンビニエンスストアへの依存は、交通渋滞、小規模世帯、
急速な都市化、および進化するジェンダーの役割に
起因しています。
チェンマイ、プーケットなどの地方都市では、
今後さらに交通渋滞が発生する可能性があるとしています。

また、タイ人女性の平均所得が同業のタイ人男性よりも
高くなり始めており、多くの女性が製品を選ぶ意思決定者に
なっていると分析されています。

タイのEコマース市場は依然としてFMCG市場の1%未満ですが、
オンラインショッピングはますます一般的になっています。
電子商取引の成長を阻害するいくつかの要因は、
オンライン小売業者の成熟度、消費者の信頼、物流・郵便の
信頼性が挙げられています。

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