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インドネシア国営、ペルサハーン・ガス・ネガラはカンボジアへ輸出計画【インドネシア:エネルギー】

カンボジアの発電所需要を満たすため、インドネシア企業から
カンボジアへの液化天然ガス(LNG)輸出が行われる計画です。

カンボジアのエネルギー鉱物資源省とインドネシア国営の
ペルサハーン・ガス・ネガラ(PGAS)は、プノンペンで
液化天然ガスLNGの販売に向けて協議を続けています。

カンボジアの電気料金は非常に高価で1kw17USセント
(KwHあたり)です。
インドネシアの電力価格は7セントであり、
発電用ディーゼル油の代替燃料として同国の液化天然ガス
LNGを提供することでカンボジアの発電コスト削減が出来る
と主張しています。

カンボジアでは民間電力会社電力供給の90%を管理し、
残り10%は政府によって管理されています。
これまでカンボジアの発電所では軽油、石炭、水を
使用してきました。
一方、まだガス発電所のインフラは整備されていません。

カンボジア政府が同意すればペルサハーン・ガス・ネガラ
(PGAS)はカンボジアへの投資を決め、LNGを同国電力エネルギーの
一つにすることを目指します。
インドネシアから輸出されたLNGはカンボジアで200MW規模の
電力生産が出来るとしています。

ペルサハーン・ガス・ネガラ(PGAS)はインドネシア国営の
ガス企業です。
1965年設立され、工業・商業および家庭用に天然ガス燃料を
発電所、工業プラント、商業施設、一般家庭向けに配給・
輸送しています。
同社のガスパイプラインは総延長7,390㎞以上で、
インドネシア国土の78%を網羅しています。

インドネシア国内向けガス配給部門、シンガポール等にガスを
供給するガス輸送部門、ガスや石油の探索・開発を担う探索・
開発部門、液化天然ガスの処理や光ファイバーレンタル等、
その他事業部門の、4事業セグメントで構成されています。
2017年業績は売上39兆7384億ルピア、
純利益1兆9155億ルピアでした。

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