カラバオ・昭和電工の子会社が合弁事業【タイ:飲料】
タイ大手飲料メーカー、カラバオ・グループ(CBG)社と
昭和電工連結子会社の昭和アルミニウム缶株式会社は、
アルミ缶製造・販売会社、Asia Can Manufacturing(ACM)を
合弁で設立しました。
資本金は7億バーツ、出資比率はカラバオ社が74%、
昭和アルミニウム缶24%、昭和電工2%としています。
新工場は2018年12月に竣工し、主にカラバオ社の輸出製品用
アルミ缶を製造しています。
カラバオ・グループ(CBG)社はタイの栄養ドリンク大手企業です。
2017年業績は売上129億400万バーツ、
純利益12億4600万バーツでした。
カラバオ・グループはタイの国民的ロックバンドと同名で、
水牛のロゴが付いた「カラバオ」はエナジードリンク市場2位を
維持しています。
バンド・リーダーとその友人で実業家だった最高経営責任者
(CEO)のサティエン・セタシット氏と創業したのが始まりです。
バンドのファン層と労働者顧客層が一致するエナジー飲料に
着目し、競合から開発者を引き抜き商品開発したのが始まりと
しています。
同社は缶型・瓶型の栄養ドリンクをタイ国内外で展開しています。
タイの栄養ドリンク市場は2018年時点で医薬品栄養飲料大手、
オソサファ(OSP)のM-150が最大手、2位カラバオ、
3位レッドブルとなっています。
カラバオ・グループ(CBG)は英国でも栄養ドリンク事業を
展開しています。
積極的に世界市場で広告宣伝をしており、Carabao Cupと
チェルシーFCのスポンサーシップ費用は世界的にブランドを
広めるための強力なマーケティングツールと見ています。
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