2018年アセアン各国の自動車生産台数に関して 【タイ・インドネシア:自動車】
タイ工業連盟(FTI)自動車部会の発表によると、
タイの2018年12月の自動車生産台数は前年同月比7.7%増、
16万9,355台でした。
2018年通年の生産台数は前年比9.0%増、216万7,694台と
なりました。
インドネシア国内自動車生産台数は2018年通年で
134万3714台となりました。
インドネシア自動車工業会(GAIKINDO)の発表によると、
2018年の自動車販売台数は115万1,291台(前年比6.6%増)、
生産台数は134万3,714台(10.4%増)となり、販売・生産
ともに3年連続で伸長しました。
2017年の国別生産台数はタイが1位199万台、
2位インドネシアが122万台と、アセアン各国の中でも
突出した数字を叩き出しています。
続いて3位マレーシア(50万台)、4位ベトナム(20万台)、
5位フィリピン(14万台)となっています。
タイは国内消費のほか輸出も非常に多く、インドネシアは
人口と中間層が増え続け、巨大な国内市場があります。
ASEANは先進6か国・後進4か国に分かれ域内の貿易自由化を
進めています。
2018年には自動車関税が原則撤廃されました。
当初、生産台数の多いタイとインドネシアの勝ち組二強に
アセアン域内の自動車生産が集約されるとの見方もありましたが、
フィリピンでは自動車部品の現地調達比率を高め、
6年間で20万台以上を生産することを条件に補助金による
優遇措置で外資大手の誘致策を打ち出しています。
しかし、ベトナムは明確な自動車振興策を打ち出せない状況が
続いています。
・タイ(SET)上場の自動車部品関連大手
アーピコ・ハイテック(AH)
ソンブーン・アドバンス・テクノロジー(SAT)
・インドネシア(IDX)上場の自動車部品関連大手
アストラ・オートパーツ(AUTO)自動車部品
インドスプリング(INDS)自動車部品用コイルスプリング
スラマット・センプルナ(SMSM)ラディエーター自動車部品
ガジャ・トゥンガル(GJTL)タイヤ・チューブ
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