シンガポールの証券取引所ルールは厳格化の方向【シンガポール:金融】
シンガポール証券取引所(SGX)メインボードでは、
流動性の不足や利益を出せない企業に向けて
二部市場であるカタリストへの移行を認めない方向を
検討しています。
シンガポール証券取引所(SGX)ではルール厳格化の
動きの中で、1Allied Technologies(A13)、
Olive Tree Estates(1H2) 、Silkroad Nickel(STP)を
含む合計24社のメインボード上場企業が2014年以降
カタリストに移行しました。
一方、2008年以降カタリスト市場からメインボードに
移行した企業は21社でした。
カタリストへ移行した24社のうち17社はシンガポール
地場企業でした。
また、6社にErnst & Young(EY)が外部監査人として
入っていました。
2008年から導入されたウォッチリストは、
シンガポール上場企業の全体的な財務や株式市場品質を
向上させ、国内外投資家からの市場に対する信頼を高める
ことを目的としています。
ウォッチリストとして発表されると、メインボード上場企業は
36か月内に非上場化しなければなりません。
そのためカタリスト市場はメインボードへの「足掛かり」に
なるという方向が実現されていないとしています。
シンガポール証券取引所(SGX)は1992年に
シンガポール株式取引所とシンガポール国際金融取引所が
合併して誕生しました。
上場している外国企業数がアセアン各国の取引所と
比較して多いことが特徴です。
この記事へのコメントはありません。