ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティングの発電計画【タイ:エネルギー】
タイ最大の民間独立発電企業であるラチャブリ・エレクトリシティ・
ジェネレーティング(RATCH)は、商業運転予定のガス火力発電所
2カ所の操業再開準備ができていると発表しています。
同社は2017年にこれらの発電所を再開することを提案しましたが、
タイ国家電力開発計画(PDP)の改訂中に停止を受けていました。
ガス火力発電所の一つはチョンブリのTri Energy Coで、
容量720MW、コンセッションは2020年に切れる予定です。
もう一つのRatchaburi Power Coは容量3,600MW、
コンセッションは2027年終了予定です。
暫定的なPDP2019の完了後、同社では2発電所の発電能力を
増強する計画を再提出します。
2019年改訂されるPDPでは、独立系発電事業者IPPスキームの
ための入札オークションが2020年からの30年間で全国10箇所の
発電所サイト合計7,600MWの総容量で実施される予定です。
新しいIPP容量計画には、再生可能エネルギー、近隣諸国からの
輸入電力およびタイ電力公社(EGAT)の割り当てが入ります。
西部の県では合計1,400MWの2つの新しいIPPが2023~24年に
稼働開始予定です。
残り8つのIPPは北東部、中部、東部、南部の各県で2030年~37年の
間に開始される予定です。
ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング(RATCH)は
2019年事業計画で既存発電容量6,580MWからさらに750MW追加する
予定です。
新しい発電能力は化石燃料ベースと再生可能エネルギーの両方で、
既存発電プラントの買収・拡張も含みます。
既に2プロジェクト買収契約を完了したと発表しています。
一つはインドネシアのAsahan 1 hydropower plantで、
Fareast Green Energy Pteから50%出資分を8200万USドルで
購入しています。
二つ目は、独立系発電会社、Ratch-Australia Corporationの
買収です。
5350万オーストラリアドルで80%から100%へ出資比率を
引き上げました。
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