タイの再生可能エネルギー発電(2)太陽光発電に関して【タイ:電力・インフラ】
タイエネルギー省では、タイは地理的に赤道に近く太陽光放射量が
多いことから太陽光発電により年間10,000MWの発電が可能と
しています。
一方で、タイ北東部の一部の県が最も太陽光が集中する地域として
多くの発電が可能であるものの、導入において適切な技術知識の
必要性、メンテナンス費用、土地確保などが課題となっています。
タイ政府はこれまでタイ投資委員会(BOI)を通じた税務恩典、
固定価格買取り制度による優遇価格、プロジェクトファイナンス
等の奨励策により
民間企業に対し太陽光発電への投資を奨励してきました。
同奨励策は功を奏し、2010年には太陽光発電買取量が
2021年の目標としていた2,000MWを大きく超える3,393MWに
達したため、エネルギー省は同年に太陽光発電プロジェクトへの
発注を一時停止することとしました。
2016年の太陽光発電発注は農協又は国有機関のみを対象と
しています。
また、タイ政府は太陽光発電技術のコスト減少により
買取価格を2010年6月設定の加算価格8バーツ/kWhから
2016年下期に4.12~5.66バーツ/kWhの固定価格買取り制度へ
変更することを発表しました。
・主要プレイヤー
SPCG(SPCG)
グローバル・パワー・シナジー (GPSC)
エナジー・アブソリュート(EA)
スーパー・エナジー(SUPER)
スームサン・パワー(SSP)など
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