神戸製鋼とタイ地場鉄鋼、ミルコン・スチールの合弁企業、Kobelco Millcon Steel【タイ:鉄鋼・製造】
タイ工業省はタイ自国内の鉄鋼メーカーに対し、
国の鉄鋼産業開発のための5~10年のロードマップを共同作成し、
タイ東部経済回廊(EEC)の新たなターゲット産業にサービス提供する
よう要請しています。
同ロードマップはタイ政府メガプロジェクトに役立つハイテク製造と、
特殊な鋼製品に焦点を当てたS字カーブポリシーに沿ってタイ国内の
鉄鋼産業を改善することを目的としています。
タイ政府が進めているメガプロジェクトの多くはインフラ建設であり、
建材としての鉄鋼製品が必要になるとしています。
高品質の鉄鋼製品を提供することによりタイ国内の多くの産業を支える
ことが可能になるため、タイ鉄鋼業の一層の努力と改善、付加価値向上を
目指すべきとしています。
2019年には多くのメガプロジェクトが実施され、
特に高級製品に対する鋼材需要が高まると予想されています。
また、自動車産業はタイにとって重要分野であり、特別な鉄鋼製品が
要求されます。
タイ工業省では神戸製鋼とタイ地場鉄鋼メーカーのミルコン・スチール
(MILL)との合弁企業であるKobelco Millcon Steel社が運営する
ラヨーンの鉄鋼工場を訪問しています。
Kobelco Millcon Steelは地元の自動車メーカーだけでなく、
インドネシアやマレーシアなど他地域の国にも高品質な鉄鋼製品を製造・
提供できる東南アジア最初の企業です。
ミルコン・スチール(MILL)の2017年業績は
売上201億3400万バーツ、純利益1億4600万バーツでした。
同社は2014年にThai Special Steel Industry社の資産を
取得しています。
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