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国営クルンタイ銀行はモバイルアプリ、「クルンタイネクスト」を発表【タイ:金融・銀行】

タイで2番目に総資産が大きい金融機関であるクルンタイ銀行
(KTB)は、本格的なモバイルバンキングアプリ「Krungthai Next」
を2018年立ち上げ、2018年末までに300万人のモバイルバンキング
ユーザーと、2019年に1000万人の会員獲得を目指しています。

同銀行では既存のインターネットバンキングプラットフォームの
会員300万人を、モバイルバンキングプラットフォーム
Krungthai Nextに移行させる予定です。

同行ではインターネットバンキングを利用していない顧客も
ターゲットとしています。
クルンタイバンクには約3000万の預金口座があります。
同銀行のアプリサービス発表はタイ銀行業界の中では
遅れていましたが、あらゆるサービスを満たし、
様々なサービスに利用できると自信を見せています。

既存のKTB Netbankには約500万人の会員ユーザーがいます。
クルンタイバンクでは銀行取引の利便性に重点を置く予定です。
今回発表したKrungthai Nextアプリは、公的機関、
大学・教育機関、医療・ヘルスケア、大量交通輸送交通システム
への支払いなどをカバーしています。

スマートフォンの普及やデジタルバンキング取引手数料免除
などにより、2018年時点でタイ国内モバイルバンキングユーザー
は3,790万口座、タイ人口の半分以上になりました。
しかし、一部の高齢者や地方遠隔地に住む消費者の中には
依然としてモバイルバンキングサービスを利用することが
できない人もいます。

クルンタイバンク(KTB)では技術的なアップグレードにより
Krungthai Nextの取引限界量はKTB Netbankの
25,000トランザクション/秒の5倍になったとしています。
同銀行では引き続きIT投資予算を増やす方向で、
2018年度は120億バーツ、2019年度も同額が維持される
見通しです。

他行の動きとしては、サイアム・コマーシャル・バンク
(SCB)が、6カ月以内にモバイルバンキングアプリ「SCB Easy」
で50の新機能を公開する予定です。
電子通帳、電子文書リクエスト、伝票再生成、
キャッシュレスATMクレジットカード、デジタル貸出サービス
などがあります。
このアプリサービスは2018年末までに約1,000万人、
2019年には1250万人のイージーユーザーを目指します。

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