タイ・ビバレッジ・グループ不動産事業の新規上場計画【タイ:不動産】
タイの富豪、チャルーン・シリワタナパクディ氏が率いる
TCCグループ傘下の不動産会社、アセット・ワールド・
コーポレーション(未上場)は、2019年度に
タイ証券取引所への上場を計画しています。
最低でも15億USドル規模の新規株式公開になる見通しです。
アセット・ワールド・コーポレーションはタイ国内で
ショッピングセンターやオフィススペースを建設・開設しています。
また、ホテルなどのホスピタリティビジネスも手掛け、
6,500人以上の従業員がいます。
オフィスビルのエンパイア・タワー、インターリンク・タワー、
ショッピングセンターのO.P.プレイス、ゲートウェイ・エカマイ、
サイアムスクエアなどもアセット・ワールド・コーポレーション社
資産の一部です。
同社のホテルには、ヒルトン・スクンビット・バンコク、
バンヤンツリー・サムイ、ル・メリディアン・チェンマイ、
ホアヒンのマリオットリゾートなどがあります。
同社上場に関する詳細はまだ議論が行われています。
同社代表者によると、2017年度財務状況として売上は200億バーツ、
EBITDAは約64億バーツに上りました。
2017年末には約1400億バーツの資産を有しています。
ブルームバーグによるとチャルーン・シリワタナパクディ氏は
119億ドルの純資産を持つタイでトップクラスの富裕層です。
同氏はTCCグループ中核事業タイ・ビバレッジ・グループ(THBVE)
(チャーンビール製造)や、
消費財ディストリビューターのベーリユッカー(BJC)などを
所有しています。
海外不動産事業ではフレイザー・プロパティなどの
シンガポール証券取引所(SGX)上場企業も持っています。
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