タイにおける緑茶市場に関して【タイ:食品・緑茶】
タイ国内の緑茶飲料市場は2004年にタイ大手企業、
オイシ(OISHI)が参入したことで急成長しました。
当初、これらの緑茶商品は甘い物好きのタイ人に合わせた
加糖タイプで、日本人にとっては甘すぎるものでした。
2006年にタイ国内へ登場したキリン「生茶」も、
タイ市場に合わせて当初は無糖の販売は行わず、
加糖・低糖の2種類で販売開始していました。
その後、タイ人の健康志向の高まりに合わせて無糖緑茶の
人気も高まり、2018年現在ではオイシ、イチタン、フジなどの
タイ企業のほか、伊藤園なども健康意識の高い層へ向けて
無糖緑茶を販売しています。
販売先は主に緑茶飲料工場および日本食レストランで、
コンビニでも大きな売場面積を占めています。
日本からの緑茶輸出量も着実に増えています。
緑茶はタイでは関税割当品目となっており、
事前に商務省外国貿易局から輸入許可を取ることが必要です。
各社売上規模は以下のようになっています。
1位:イチタン・グループ(58億5777万バーツ)
2位:オイシ・グループ(56億3312万バーツ)
3位:フジ子会社アジアナチュラルグローサプリメント
(4億3907万バーツ)
4位:サイアムFBプロダクツ(4億2245万バーツ)
5位:タイティースリルン(1億6406万バーツ)
6位:伊藤園タイランド(1億5108万バーツ)
7位:グリーンティー(8226万バーツ)
8位:ラミン・ティー(6626万バーツ)
9位:ヘルシー・ホー(6349万バーツ)
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