トンロー・ペットホスピタルはタイ南部プーケットへ進出【タイ・ペットサービス】
タイのペット病院グループ最大手であるトンロー・ペットホスピタル
(未上場)は、タイ南部プーケット県にあるシャロン・プーケット・
ペットホスピタルと合弁で新規ペット病院を建設し、
タイ南部におけるペット医療市場拡大を目指します。
シャロン・プーケット・ペットホスピタルはプーケットで16年以上
ペット医療サービスを提供してきました。
今回、同病院が51%、トンロー・ペットホスピタルが49%を
出資して新規合弁会社トンロー・シャロン・プーケットペット
ホスピタルを設立します。
トンロー・ペットホスピタルはタイ国内でバンコク首都圏のほか
北部チェンマイ、東部パタヤで11のペット病院を展開しており、
プーケットの合弁事業が加わることで12病院となりました。
タイ国内ではペット医療サービスの需要が伸びています。
トンロー・ペットホスピタルグループでは2019年からの2年間で
新規に4つの病院設立を計画し、遠隔地でもペット治療が出来る
体制を整える方針です。
また、治療中のペットのデータベースと医療記録を強化するため
ITシステム導入などに投資を行うと発表しています。
同グループでは2018年のタイのペット市場は前年から10%
増加し、およそ322億バーツになると分析しています。
ペット向け医療・ヘルスケアは同市場の約32%(120億バーツ)
を占め、ペットフード市場は45%(146億バーツ)、ペットの
アイテム製品に関する市場は23%(74億バーツ)としています。
特にペットフード市場は年間+20%の成長率を記録しています。
トンロー・ペットホスピタルは1994年に第1号病院をスクンビット
通り55地区に設立しました。
タイで初の大型ペット病院で、24時間対応のペット医療サービスを
提供しています。
同病院の2018年1月~9月期売上は5億6000万バーツ、
通年では7億5000万バーツになると見ています。
この記事へのコメントはありません。