タイ政府が導入した電子送金取引プロンプトペイは順調に増加【タイ:金融】
タイ政府が導入した電子送金取引、プロンプトペイ取引金額は、
2017年の導入以来順調に増加し続けています。
2018年第2四半期のPromptPayプラットフォームによる
発生金額は4420億バーツとなりました。
2018年6月には個人間取引が8830万回行われ、1日あたり
290万回数の取引が発生しました。
銀行間・企業間ではない個人間送金は総金融取引の31%を
占めています。
多くの取引はスマートフォンを経由して送金されています。
PromptPayによる取引の増加は取引手数料の免除によるものが
大きいとされています。
また、PromptPayはタイEC市場成長の一因にもなっています。
プロンプトペイの累積取引は2018年7月13日時点で
3兆1000億バーツに増加しました。
1回あたりの取引金額は2017年6月平均の7,000バーツから
2018年6月は4,600バーツに減少しており、5,000バーツ
未満の取引が82%を占めました。
デジタル取引が増えたことにより、2018年6月までの既存
小売店舗における資金移動は前年同期から29%減少し、
ATM経由では22%減少したと発表されています。
スマートフォン経由のPromptPay取引は取引総額の
81%を占め、続いてパソコン経由が19%でした。
2018年8月現在のPromptPay登録件数は4450万件で、
そのうち市民IDカードの登録が2870万件、携帯電話番号の
登録が1580万件となっています。
2017年9月のタイ中央銀行調査によると、
回答者の45%がPromptPayサービスを認識しており、
そのほとんどはバンコク、チェンマイ、ソンクラーなどの
大都市に住んでいます。
PromptPayユーザーの大部分は21~37歳でした。
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