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タイの財閥、TCCグループの企業解説【タイ:財閥】

タイ有数の財閥であるTCCグループはチャロン・
シリワナタパクディー氏が率いています。
同氏は1944年にバンコク中華街で生まれた中国系タイ人で、
中国名は「蘇旭明」です。
酒造業に参入し蒸留酒、ビール製造などのほか、
不動産、金融、消費財などを手がける巨大財閥を一代で
築きました。

大きく5分野(飲料系、不動産系、小売・卸系、保険・金融系、
農業)の事業を展開しています。

傘下企業には以下のような大手企業があります。
タイのアルコール飲料最大手:タイビバレッジ(THBVE)→
シンガポール証券取引所(SGX)上場、
不動産大手:TCCランド(未上場)、
消費財大手:ベーリユッカー(BJC)
コーラ生産・流通・小売りボトリング等:スームサック(SSC)
緑茶・日本食チェーン大手:オイシ(OISH)

この他にも、タイの農業ではPlantheonグループ、
保険・金融ではSoutheast Capitalを展開しています。

TCCグループはタイで最大の不動産(およそ10万800ヘクタール)
を保有しています。
また、シンガポールでは商業施設、小売店舗を保有、
アジア域内には50以上のホテルも展開し、
アメリカ、英国、オーストラリアなどでも不動産を
展開しています。

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