インドネシアのECキオソン・コマーシャル・インドネシアに関して【インドネシア:EC・小売】
キオソン・コマーシャル・インドネシア(KIOS)は、
インドネシア初の新規株式公開ECスタートアップとして
投資家の強い関心を集めています。
同社は2017年10月に新規株式公開を実施しました。
東南アジア最大の経済規模であるインドネシアにおいて、
今後も多くのテクノロジー企業が同様の足跡をたどり
国内株式市場に上場する道を開く可能性があると
しています。
キオソン・コマーシャル・インドネシア(KIOS)は1億5000万株
(同社の総株式ベースの23.1%)を1ルピア300ドルで売ることに
よって450億ルピア(330万USドル)を調達しました。
新規公開オファーには10倍以上の申し込みがありました。
インドネシアのスタートアップ企業は主に若者を対象と
しています。
チケット販売や電子ガジェットをオンラインで購入するであろう、
人口2億5000万人以上を狙うサービスに注目が集まっています。
キオソン社(KIOS)の最高経営責任者(CEO)Jasin Halim氏は、
ベンチャーキャピタルとプライベートエクイティファンドからの
オファーを受けていましたが、評価バリュエーションの違いに
より新規株式公開に向かうことを決めたとしています。
同社はインドネシア全域のワルンとして知られている
ユビキタスキオスクでオンラインアプリケーションを
開発しています。
(ワルン:インドネシア語で食堂や小さな売店のこと)
ネット通販とリアル店舗をつなぐオンライン・ツー・
オフラインサービスで、スマホやタブレット向けネット通販
アプリをインドネシア地方の零細商店に提供しています。
2017年9月時点で1万9,000台のキオスクを保有しており、
2019年には10万台にする計画です。
2017年業績は売上1兆7700億ルピア、
純利益は80億ルピアでした。
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