タイ東部EECプロジェクトに関して【タイ:インフラ開発】
タイ政府は2018年3月「タイ東部経済回廊(EEC)開発構想」に関連し、
主要3空港を結ぶ高速鉄道建設計画について企業向け公聴会を
開催しました。
同計画はバンコク近郊の国際空港(スワナプーム空港、
ドンムアン空港)二つとEEC内のウタパオ空港を高速鉄道で結ぶ
計画です。
ウタパオ国際空港に近いパタヤ地区には鉄道駅が建築される
予定です
EEC開発構想ではタイ政府が2017年3月にチャチュンサオ、チョンブリー、
ラヨーンの3県を東部経済回廊(EEC:Eastern Economic Corridor)
地域と指定しています。
これらタイ湾東部地域は約30年前から開発が進み、
2017年時点でも石油化学産業や自動車産業が集積しています。
自動車産業が集積したチョンブリー県レムチャバン港を中心とした
地域は「東洋のデトロイト」と呼ばれています。
タイ政府は今後5年間で同地域に1兆5,000億バーツ
(約430億ドル)の投資を官民で行い、さらなる発展を
図るとしています。
また、外資投資を呼び込むためタイ投資委員会(BOI)は、
EEC地域をさらに発展させることを目的に
1)高度技術を使用する特定産業、
2)インフラ整備やロジスティクス整備事業、
3)観光地開発事業、
4)研究開発事業と技術分野をサポートするサービス業、
などへの投資を重点的に誘致するとしています。
これらの投資に関しては税恩典、外資規制恩典、
規制緩和恩典などを付与します。
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