タイ国内GDP成長率予測の数値を上方修正【タイ:経済データ】
タイ国内経済の好調を受け、タイ国内GDP成長率の予測数値が
上がっています。
仮に世界経済が好調であれば、GDP+5.0%台も見据える動きが
始まっています。
また、2018年4月の経済成長率予測は+4.2%でしたが、
2018年7月の経済成長率予測は+4.5%と上方修正しています。
輸出入統計の予測値でも、
輸出:4月値+8.0%⇒7月値+9.7%、
輸入:4月値+5.5%⇒7月値+6.3%と上方修正されています。
タイ財務省では以下の要素を挙げています。
1.タイへ訪問する観光旅行者数の成長で、2018年度は4,000万人に
到達する可能性。
また、観光市場、運輸市場成長により規模が拡大する予測。
2.通貨バーツが対米ドルで下落している関係で、輸出面では恩恵を
得られる。
3.国家政策としてインフラプロジェクトが継続的に進んでいる。
また、タイ政府は経済成長の恩恵が得られにくい低所得者層
1140万人の所得向上のため、社会福祉政策として530万人に対し、
年間30,000バーツの補助金を提供します。
タイ政府は2017年10月から2018年6月までの期間、
310億バーツを費やして政府福祉カードの加入者への補助金を
支払いました。
また2018年10月から2019年に向けて低所得者への生活手当のために
427億バーツの予算を設定しています。
この記事へのコメントはありません。