バンコク首都圏ではコンドミニアムから一戸建て市場へ移行【タイ:不動産】
バンコク首都圏の各不動産開発者は、コンドミニアム市場での
中低価格帯住宅ローン申請に対する高い拒否率や高価格帯住宅
供給の低下などにより、高級一戸建て住宅やタウンハウスに
移行し始めています。
タイの証券会社、アジアプラス証券によると、タイ証券取引所の
不動産開発大手16社の低層住宅総額は2015年~2016年で
落ち込みましたが、2018年は2460億バーツ大きく上昇する
見通しです。
2017年は1400億バーツ、2016年は1280億バーツ、
2015年は1420億バーツでした。
新しく建設されたコンドミニアムの合計価格は、
2018年では前年比11%増の2190億バーツとなる見通しです。
タイ国内金融機関・住宅開発企業では、2018年第3四半期以降に
始まる国内金利上昇により住宅ローンを利用することが魅力的では
なくなるため、借入金でコンドミニアムを購入しようとする
バイヤーに影響を与えるとしています。
2018年以降の高級一戸建て市場動向は、バンコク中心部から離れた
郊外地域へシフトしていると分析されています。
2018年後半には少なくとも五つの新しい高級一戸建てプロジェクト
(合計50億バーツ規模)が発表予定です。
そのうち一つはクルンテープクリター地区でメジャーデベロップメント
(MJD)社と非上場企業、クーン・エステイトKoon Estate社により
開発されています。
シンハー・エステイト(S)はカセートナワミン地区で開発中です。
チャーン・イッサラー・デベロップメント(CI)ではバンナー地区、
ラマ9世地区で高級一戸建てを開発する予定です。
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