マレーシア最大のエネルギー企業、ペトロナスは2018年3月に高級病院を売却【マレーシア:エネルギー・病院】
2018年3月、マレーシア最大のエネルギー企業であるペトロナス
(未上場)は、保有する高級病院、プリンス・コート・メディカル・
センター(PCMC)をマレーシア政府系投資会社のカザナ・ナショナル
に売却する契約を結んだと発表しています。
ペトロナス子会社のPetronas Hartabinaを通じ、プリンス・コート・
メディカル・センター(PCMC)を市場評価に匹敵する合意価格で
カザナ・ナショナル子会社のプラウ・メムティク・ベンチャーズへ
売却し、2018年第2四半期までに完了すると見込んでいます。
プリンス・コート・メディカル・センター(PCMC)はクアラルンプール
中心部に位置する270床のプレミアム・プライベートヘルスケア
大型病院施設です。
2016年にはMedical Travel Quality Allianceから
世界のメディカルツーリズム病院トップ10の一つに選定されました。
医療ケアレベル、サービスの質、病院施設の基準などが認められたと
しています。
【2016年ランキング】
1位:Asklepios Klinik Barmbek(ドイツ)
2位:Clemenceau Medical Center(レバノン)
3位:Fortis Hospital Bannerghatta(インド)
4位:Gleneagles Hospital(シンガポール)
5位:Prince Court Medical Center(マレーシア)
6位:Shouldice Hospital(カナダ)
7位:The Specialty Hospital(ヨルダン)
8位:Samitivej Hospital(タイ)
9位:Christus Muguerza Super Specialty Hospital(メキシコ)
10位:Anadolu Medical Center(トルコ)
※2018年ランキングはこちら
(https://worldsbesthospitals.net/)
ペトロナスPetronas(未上場)はマレーシア政府が資本を持つ
国営企業です。
従業員は5万人以上、世界50カ国以上で石油探鉱などを展開し、
石油精製、天然ガスが事業の大半を占めています。
2017年業績は売上2236億リンギ、純利益466億リンギでした。
マレーシアは東南アジア第2位の石油・天然ガス生産国であり、
液化天然ガスの輸出では世界2位になっています。
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