フィリピンのメトロ・パシフィック・インベストメンツはマレーシア高速道路事業に応札
フィリピンの複合企業であるメトロ・パシフィック・インベストメンツ
Metro Pacific Investments Corp(MPIC)は、2018年5月に
マレーシアのクアラルンプール首都圏高速道路事業に応札したと
発表しました。
メトロ・パシフィック・インベストメンツ(MPIC)は2017年末
時点で、タイ、バンコクの有料道路事業者、Don Muang Tollway
Public社の株式29.45%を保有しています。
セブ島地域では自治体を通じてマクタン島とセブ島を結ぶ
セブ・コルドバ橋プロジェクトと呼ばれる8.3キロの有料道路を
建設中です。
メトロ・パシフィック・インベストメンツ(MPIC)社は、
香港系投資会社ファースト・パシフィック子会社の
メトロ・パシフィック・ホールディングスが所有している企業で、
フィリピンを拠点とする持株会社です。
フィリピン証券取引所(PSE)に上場しています。
2017年業績は売上446億ペソ、純利益132億ペソでした。
同社は上下水道、不動産、インフラなどの事業を手掛けるほか、
フィリピン国内の複数の病院に出資しています。
ルルドの聖母病院Our Lady of Lourdes Hospital
ダバオ医師病院Davao doctor’s hospital
リバーサイド・メディカルセンターRiverside Medical Center
アジアン・ホスピタル&メディカルセンターAsian Hospital &
Medical Center
カーディナル・サントス・メディカルセンターCardinal Santos
Medical Center
マカティ・メディカルセンターMakati Medical Center
ファースト・パシフィックはインドネシアの大財閥、
アンソニー・サリム氏が所有する企業です。
香港証券取引所にて「第一太平」という社名で上場しています。
アジア太平洋地域を拠点に事業を展開していて、
各国の消費者向け食品、インフラ、天然資源、
および電気通信の各分野を中心に出資しています。
主な投資先としてインドフーズ(インドネシア上場企業)、
メトロ・パシフィック(フィリピン上場企業)、
PLDT(フィリピン上場企業)などがあり、合計投資資産は
72億USドル以上とされています。
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