1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. タイ政府はTPPへ新規参加する見通しを発表

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

タイ政府はTPPへ新規参加する見通しを発表

アメリカを除き、日本やオーストラリアなど環太平洋
11カ国による、新たなPTT(環太平洋経済連携協定・
環太平洋パートナーシップ協定)にタイ政府も参加する
見通しを発表しています。

これまでの交渉から、11カ国によるTPP枠組み協定は2018年内の
発効が予定されており、タイ政府は発効後に参加する方向で
調整しています。

日本とタイの2017年貿易統計額は、日本からの輸出が約3.3兆円、
輸入が約2.5兆円となっています。
タイは日系自動車メーカーの主要生産拠点となっているほか、
エビなど水産物輸出も多く日本との結びつきが強いため、
タイ政府としては今回のTPP参加がさらなる輸出拡大に
つながると分析しました。

ソムキッド副首相はタイ側が「できるだけ早く」TPPに加入したいと
希望しています。
ドナルド・トランプ政権の発足後2017年1月に米国が
TPP参加から撤退し、残り11カ国は2018年3月に改正TPPに署名、
TPP枠組みプロセスを進めています。

貿易協定は少なくとも6カ国が国内承認手続きを完了してから
60日後に発効する予定です。
参加11カ国はオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、
マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、
ベトナムとなっています。

TPP:Trans-Pacific Strategic Economic Partnership
Agreement(環太平洋経済連携協定・環太平洋パートナーシップ協定)
は、環太平洋地域の国々による経済自由化を目的とした多角的な
経済連携協定(EPA)です。

2016年2月の署名後、アメリカのトランプ大統領がTPP離脱大統領令に
署名したため、当初予定の12ヶ国協定発効には至りませんでした。
残り11ヶ国での協議により2017年11月に大筋合意が確認され、
2018年3月8日にチリのサンティアゴで署名式が行われました。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択