タイ最大の住宅ローン提供者サイアム商業銀行は若者向けに注力
タイ最大の住宅ローン提供者であるサイアム商業銀行
Siam Commercial Bank(SCB)は、高リスクと
考えられている若者(Gen Yセグメント)へ
住宅ローン商品を提供することに注力していく方針です。
高利回りの住宅ローンに集中するという同銀行の計画は、
Going Upside Down戦略に沿ったものだとコメント
しています。
同行が焦点を当てて販売しているのは、キャッシュアウト・
リファイナンス商品の”My Home My Cash”です。
My Home My Cashの住宅金利は住宅担保および顧客の
リスクプロファイルに応じ、年間+5.5%~+9%の範囲で
提供されます。
これと比較して一般的な住宅ローン率は年間+3%以上と
なっています。
サイアム商業銀行(SCB)では2017年にMy Home My Cashから
80億バーツを融資しました。
2018年度は100億バーツを目指します。
ターゲットとなるGenY世代顧客は1980~1997年の間に
生まれた若者で、2018年時点で20~37歳のタイ人です。
彼らは住居開発企業のターゲットでもあり、金融ローンに
対する需要も高く、住宅ローンとキャッシュアウト・
リファイナンス商品の主なターゲットであるとしています。
サイアム商業銀行Siam Commercial Bank(SCB)は
タイ王室系の国内最古の金融機関です。
2017年は359,583件の新規住宅ローン提供を行い、
Ge Y向けは70,000件を超えました。
同銀行の住宅ローン・ポートフォリオは6,300億バーツで、
そのうち2.8%が不良債権となりました。
この記事へのコメントはありません。