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タイのLPG・液化天然ガス販売企業、WPエナジーは2018年売上増加の予想

タイ証券取引所に上場しているLPG・液化天然ガス製造・卸販売企業の
WPエナジーWP Energy(WP)は、2018年は前年比3%増の90万トン規模を
販売する予想です。
LPG価格は上昇しているにもかかわらず、物流会社や自動車の利用増が
後押ししています。

財務担当ディレクター、Noppavong Omathikul氏は、
タイ国内自動車部門のLPG需要は2014年から比較すると2桁
減少していますが、工業部門を中心に全体的な使用量が増加しており、
一般家庭の調理用ガスなどでもニーズが増えているとしています。
そのため同社では東部チャチュンサオ県に5.5億バーツを投じて
LPG貯蔵施設を増設する計画を出しています。

2018年のLPG価格は前年比で若干低下する見通しですが、
WPエナジーの事業総収入には影響しないと予想しています。
2018年のLPGの平均工場出荷価格は、2017年1キロ16バーツより
やや下回る1キロ15バーツと予測されています。

WPエナジー社はLPG輸出でも収入を上げることが出来ており、
今後もLPG需要の伸びが続く近隣諸国への輸出に焦点を当てています。
2018年に輸出するLPG量は12,000トンに達し、2020年には40,000トン
に増加する予測です。
同社は2019年末までにLPG容量を8,989トンから18,489トンに
増やす計画です。

WPエナジー(WP)社の2017年度業績は売上157億4700万バーツ、
純利益1億3100万バーツでした。
売上構成のうち、家庭向けLPG販売部門は40%を占めています。
自動車LPG販売部門は36%、工業用LPG部門が残りを占めています。

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