製パン・飲食大手のブレッドトークは減収でも大幅増益
製パン・ライフスタイルフード&ビバレッジ大手の
ブレッドトークBreadTalk Group(BreadTalk:5DA)は、
2017年通年業績を発表しています。
売上は前年比2.5%減で5億9970万Sドル、
純利益は2180万Sドルまで伸び、過去最高純利益でした。
前年の1140万Sドルから91%上昇しました。
1株当たり利益は7.76シンガポールセント、
これまでの4.07シンガポールセントを上回りました。
BreadTalk Groupはシンガポール、中国、アジアの厳しい小売環境の
なか、既存ポートフォリオの改善に焦点を当て業績を拡大しています。
ベーカリー部門の売上は、中国(上海、北京、香港)直営店の
売上減と、フランチャイズ8店舗の早期終了予定による
中国フランチャイズ収入の減少もあり、3.2%減の2億9720万Sドル
となりました。
フードアトリウム部門の売上は5.4%減少して1億4930万Sドルでした。
レストラン部門は2.2%増加し、1億4070万Sドルとなっています。
BreadTalk Group(BreadTalk:5DA)は製パンチェーン事業で
スタートした企業です。
2000年に設立され、シンガポール証券取引所に上場しています。
子会社のBreadTalk Pte Ltdを通じ、BreadTalkブランドの
ベーカリーをチェーン展開しているほか、鼎泰豊Din Tai Fung、
Food Republic、Toast Box、RamenPlay、The Icing Room、
Carl’s Jr.、J.CO Donuts&Coffeeなどのフランチャイズを含め、
様々な飲食店を展開しています。
シンガポールのほか、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、
フィリピン、ベトナム、スリランカ、香港、オマーン、クウェート、
サウジアラビア、ヨルダン、バーレーン、インドなどで
フランチャイズ展開しています。
BreadTalk Groupは2018年第4四半期にロンドンで初の鼎泰豊
Din Tai Fungをオープン予定です。
既存のシンガポールとタイの中華飲茶市場をさらに拡大すること
にも注力しています。
同店舗は2018年1月にシンガポールではノースポイントシティと、
タイではバンコクのトンロー地区で新規開業しています。
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