タイの栄養飲料大手、カラバオ・グループは業績低迷により株価下落
タイの栄養飲料大手、カラバオ・グループCarabao Group
(CBG)では、予想を下回る2017年業績結果により株価が大きく
下がりました。
65.00バーツだった株価は59.75バーツまで下落しました
(-14.03%)。
2017年度の売上は130億6700万バーツ、前年比29%増加した
ものの、純利益では12億4500万バーツと前年比25.7%減に
なりました。
同社の株式は2018年2月19日月曜日に77バーツ/株で
取引開始した後、低下を続け木曜日には59.75バーツまで
下落しました。
カラバオ・グループの増収減益は、主に売上総利益率の低下
および英国に置くインターカラバオ社の業績・財政状態の
整理統合による管理費用や財務費用の増加を挙げています。
また、将来的に同社商品原価に影響を与える可能性のある
重要問題として、タイ国内の砂糖消費量に応じて課される
砂糖税や、固定砂糖価格制度廃止があります。
カラバオ・グループは2017年9月に発効された新たな
砂糖税制度により、1リットルあたりの砂糖含有量に比例した
推奨小売価格に基づき、砂糖消費税率を支払う義務が
発生します。
税負担は2023年まで2年ごとに3回増額される予定です。
カラバオ・グループCarabao Group(CBG)は、栄養飲料の
製造販売を手掛け、子会社を通じて世界へ
事業展開しています。
国民に有名なバンドグループ「カラバオ」のリーダーが
共同創業者で広告塔も務めています。
栄養飲料ブランド「カラバオ・デーン」が主力製品で、
最大手のオソサファ社の製造するM-150に次ぎ業界シェア
2位まで成長しています。
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