タイ・モバイル・エキスポ2018が開催、スマートフォン販売台数は縮小見込み
タイのスマートフォン市場は、市場飽和と技術進歩の欠如により、
2018年は初めて販売台数で縮小する見込みです。
クイーンシリキット・ナショナルコンベンションセンターでは
2月18日まで4日間にわたり、Thailand Mobile Expo 2018
(タイ・モバイル・エキスポ2018)が開催されました。
タイで毎年開催されるこのモバイルエキスポはスマートフォン
市場のバロメーターとされ、2018年イベント期間中の販売額は
昨年と同じ19億バーツにとどまる見通しです。
タイ国内消費者は新しいデバイス購入を延期している傾向があり、
スマートフォンの平均交換時期はこれまでの12ヶ月から18ヶ月に
延びています。
Thailand Mobile Expo 2018では世界の主要スマートフォン
ブランド40社の展示があり、各社様々なキャンペーンや
プロモーションを展開しました。
一方、中国ブランドのOppo、Vivoの大手2社はエキスポへの出展を
取り止めています。
代わりにEV電気自動車ブランドの出展が増え、5,000平米ある
スペース全体の10%に割当てられました。
今後増加が見込まれる電気自動車と、スマートフォンが連動する
アプリケーションシステムが普及すると見られています。
タイ証券取引所上場企業のジェイマートJay Mart(JMART)社では、
タイ国内スマートフォン販売台数は1700万台に達し、
前年比10%減少するとしています。
ただし、一台あたりの平均販売価格は上昇し、スマートフォン市場は
前年比5%または1000億バーツとなる見通しです。
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