タイの飲料メーカー、Sermsuk社はタイ国内とCLMV市場拡大を目指す
タイの飲料・ボトリングメーカーであるサームスックSermsuk
(SSC)社は、炭酸飲料のest(エスト)や、飲料水、
Crystal drinking water(クリスタル)を製造しています。
同社は2025年までにアセアン地域展開を目指しています。
社長のLester Teck Chuan Tan氏は、アセアン市場、
特にカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム(CLMV)で
飲料水、Crystal drinking water販売に関する
フィジビリティ・スタディを実施していると述べています。
今後、親会社、タイ・ビバレッジグループのネットワークとの
シナジーを活用して、CLMV市場で飲料水販売拡大を目指すと
しています。
しかし、同社はCLMV市場参入の前に、まずはタイ国内市場での
地位強化を考えています。
2018年タイ国内で飲料水Crystalの新工場を建設する予定です。
投資コストは約3億バーツ、スラタニ県の既存工場と同規模と
しています。
新工場から200キロ圏内の顧客に飲料水を届け、投資収益率と
コスト管理効率を上げることができる地域を候補としています。
2017年時点で飲料水Crystalはタイ全国18工場で生産されており、
年間生産能力は12億リットルです。
飲料水市場シェアは約20%で、2016年の17%から増加しました。
積極的なマーケティング計画で、2018年末までにシェア25%へ
高める目標を掲げています。
タイ国内飲料水全体の市場価値は350億バーツと推定されています。
一方、Singha drinking waterを販売するBoonrawd Trading Co
LtdのCEO、Purit Bhirombhakdi氏は、2018年には事業戦略を変更し、
同社の飲料水市場シェアを拡大するとコメントしています。
Singha drinking waterの市場シェアは2016年27%から2017年
20%に低下しています。
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