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タイ国内の賃金が上昇し、アウトソーシング業界の伸びも期待

タイ国内の賃金が上昇し、企業が大幅人員削減を行う流れの中、
アウトソーシング・外部派遣を手掛けるソデクソ・タイランド社
Sodexo Thailandは、自社の成長促進のためタイ東部経済開発回廊
(EEC)へ投資するとしています。

同社はフランス資本企業で、世界中で50万人を雇用し、
学校、オフィス、工場、ホテルへ労働力を提供しています。
タイ国内では4000人以上を雇用し料理人、受付、警備員、
技術者などを提供しています。

Sodexo Thailand社では、2018年は特に大企業で、
アウトソーシングを利用する比率が増えると分析しています。

タイ国家賃金委員会は最低賃金を5~22バーツ上げて、
一日308~330バーツにすることを決定しました。
最低賃金上昇は低技能労働者を多く抱えるSodexo社に
大きな影響を及ぼすと見ていますが、追い風にもなり得ると
しています。

警備派遣事業者はタイ国内に3,000社ほどありますが、
その多くの企業は40~50人を抱える零細派遣企業で、
最低賃金が上がることで事業を止める企業も増えると
しています。

今後もタイ国内では人的資源がITや機械などの技術的代用品に
比べ高くなるにつれて、サイアム・コマーシャル・バンク(SCB)
などの大手企業のように人員削減へ向かうと見ています。

サイアム・コマーシャル・バンク(SCB)は2020年までに
銀行店舗を1,152店舗から400店舗減らすことで、
従業員を27,000人から15,000人に削減する計画を発表しています。

Sodexo Thailand社はサミティベート病院などの給食サービス
なども手掛けています。
同社はチョンブリ県にも進出するとしていて、
アマタ・コーポレーション(AMATA)と提携し、
警備カメラや技術提供を進めています。
警備員の代わりにセキュリティカメラを設置し、
問題が起きた際にレスキューチームを派遣するなどの
サービスを進めていく予定です。

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