中国ECの京東商城JD.comがベトナムへ投資、東南アジア事業拡大
中国のオンライン小売業者、京東商城JD.comは、
ベトナムの電子商取引会社、Tiki.vnに投資を行い、
東南アジアでの事業拡大方針を打ち出しています。
東南アジア各国でアリババ・ホールディングス、アマゾンなどが
立ち並び競争激化が進む中、JD.comはベトナムのエンターテイメント
とソーシャルメディア企業であるVNG Corp社と共にTiki.vnへ
投資を行うとしています。
同社は資金調達規模を明らかにしていませんが、
最大株主の1社になるとしています。
ベトナムのメディアは11月にラウンドはおよそ1兆ドン
(4400万USドル)規模と報告しています。
SNSやソーシャルメディアを電子商取引に活用するというJD.comの
ノウハウを活かし、ソーシャルネットワークやモバイル決済における
VNG Corp社とのパートナーシップを強化していくとしています。
Tiki.vn(https://tiki.vn/)はベトナムでトップクラスの
オンラインショップの1つで、ユーザーはおよそ80万人、
本・美容・健康・賃貸・携帯電話・おもちゃなど
10分野12万の商品を提供しています。
JD.comは2016年からインドネシアで現地オンライン小売事業を
開始しています。
また、17年にはタイ小売業、セントラル・グループとの間で
5億ドルの電子商取引ベンチャーを設立しました。
アリババ・グループは買収したLAZADAを通じて、タイ、
シンガポール、インドネシア、マレーシアでの決済や電子商取引に
多額の投資を行っています。
また、Amazonはシンガポールでサブスクリプションベースの
プライムサービスを開始し、アリババが支援するLAZADAに
挑戦しています。
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