シンガポールのブレッドトークは日本のコメ卸企業神明と提携
シンガポールのブレッドトークBread talk(SGX:5DE)社は、
日本のコメ卸企業神明と提携し、日本産農産物を中心に
食材提供を進めると発表しています。
神明(神戸市)は日本国内で精米卸販売を手掛ける
企業グループの持株会社です。
1902年創業の老舗でコメ卸業者としては国内トップクラス、
また、砂糖・調味料・一部燃料なども取り扱いします。
2008年度から日本国産米の輸出を扱い、2012年には1,000tの
コメを輸出しています。
また、2015年には元気寿司Genki Sushiを子会社化しています。
神明とブレッドトーク社はシンガポールで2018年に
資本金300万Sドルの合弁会社BTG-Shinmei Ventureを設立し、
北海道産の小麦や乳製品などの日本産食材供給をする計画です。
出資比率はブレッドトーク子会社が66%、神明が34%と
しています。
今回の提携はブレッドトークグループにとって初となるもので、
日本、アメリカ、欧州を視野に入れた展開を目指すとしています。
同社は2000年にシンガポールで設立された飲食業チェーン
展開企業で、シンガポール証券取引所に上場しています。
子会社ブレッドトークBreadTalk Pte Ltd,を通して
ブレッドトークブランドのベーカリーをチェーン展開し、
他にもフランチャイズ展開を含め様々な飲食店を
展開しています。
台湾の小籠包が有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)の
シンガポール・タイ店舗フランチャイズ運営や、
フード・リパブリック、トーストボックスなどを
展開しています。
2016年度業績は売上6億1500万Sドル、
純利益1100万Sドルでした。
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