タイ商務省による2020年輸出目標額は約2,500億USドル(8.2兆バーツ)
タイ商務省は拡大する世界経済を踏まえ、2020年の輸出目標を
+6~6.5%増加、約2,500億USドル(8.2兆バーツ)に
設定しました。
為替に関しては、アメリカのドル強化政策により
バーツ安となり軟化すると見込まれています。
タイ商務省の貿易政策戦略室によれば、2020年のタイ輸出成長
予測は17年、18年よりも低くなるが好調を維持すると
分析しています。
2017年度輸出額は前年比+10%増の予想成長率で6年ぶりの高水準と
なる見通しで、18年度も引き続き伸びると予想されています。
タイ政府の輸出増加予測は世界貿易機関World Trade Organization
の見通しと一致しています。
アメリカの為替政策はドル高を支持するため、結果としてはタイの輸出を
引き上げると予測しています。
2017年度はすべての輸出セグメントが増加したため、
2017年1~11月輸出額は前年比+10%増の2,170億USドルと
堅調に推移しました。
同様に2017年1月~11月の輸入額は前年比+14.5%増の2030億USドルに
達しました。
これによりタイへ142億USドルの貿易黒字をもたらしています。
2017年11月だけで見ると、農業および加工済み農業輸出額は急激に
増加しました。
特にコメ輸出は150万トンに達し、最高月間水準を記録しました。
続けて調理済み鶏肉、野菜、果物、砂糖などの注文が増加しています。
工業製品輸出ではゴム製品、自動車部品、電子機器の輸出額が
9カ月連続で増加しています。
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