1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. BTSグループホールディングスが運賃値上げの可能性を示唆

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

BTSグループホールディングスが運賃値上げの可能性を示唆

BTSグループホールディングスBTS Group Holdings(BTS)
では、タイ政府が補助金を提供しない場合、
新しい共通発券システム導入後に運賃が上昇する可能性が
あると会長、Keeree Kanjanapas氏がコメントを出しています。

同氏はBTSスカイトレインなどの利用者数と売上は増加している
ものの、維持コストと運転費用も増えていることを理由に
挙げています。

2018年以降導入予定の共通発券システムは「Mangmoomメンムン」
または「SpiderCard」と呼ばれるカードで、すべての
輸送システムを利用できることを目的としています。

これまでシステム統合は数回にわたり延期され、
Arkhom Termpittayapaisith運輸大臣の最新声明では
2018年6月に共通カードの正式導入を発表しています。
6月にタイ国鉄が管理するエアポートリンクと公共バスに導入し、
BTSスカイトレイン、MRTパープル&ブルーラインへは2018年
10月になるとしています。

共通発券システムの監督官庁・権限は、2017年初めにタイ交通省
輸送交通政策局から大量輸送交通機関、MRTA
(Mass Rapid Transit Authority of Thailand)に
移管されました。

タイ政府側では2018年~2020年の間に複数路線を結ぶインフラの
完成、駅の増加などで民間交通企業により多くの収益をもたらす
可能性があるため、必ずしも運賃価格上昇が必要なわけではない
としています。

政府ではピンクラインとイエローラインが完成・運行実施となれば、
2020年末までにBTSは1日利用者平均200万人まで成長するとしています。
2017年現在は1日最大90万人の乗客がBTS既存ルートを利用しています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択