タイ国営石油傘下、グローバルパワー・シナジー社はナワナコンでスマートグリット開始
タイ国営石油グループ傘下のグローバルパワー・シナジー
Global Power Synergy(GPSC)社は、工業団地大手、
ナワナコンNavanakorn Plc(NNCL)と協力し、タイで初の
スマートグリットプロジェクトを開始すると発表しています。
投資額はおよそ20億バーツで、まずは水処理施設の屋上に
太陽光パネルを設置し、0.7MW規模の発電を18年3月から
開始するとしています。
同プロジェクトはタイ政府が推進しているタイ全土の
スマートグリッドプロジェクトを含むエネルギー政策の
一環です。
施設屋上太陽光発電の開発には多額の費用と投資が必要ですが、
ナワナコン工業団地に設置されるスマートグリッドは
従来システムよりも効率的に電力を供給出来ると期待しています。
太陽エネルギー同施設内のエネルギー貯蔵システムを通じ、
電力に変換されます。
グローバルパワー・シナジー(GPSC)社は2016年にアメリカの
エネルギースタートアップ24Mを獲得し、エネルギー貯蔵ビジネス
にも進出することを発表しました。
2019年までに発電プロジェクト1,400MWを目指します。
ナワナコン(NNCL)社はタイ中部で古くから工業団地を
経営する企業です。
パトゥムタニ県、ナコンラチャシマ県の2カ所で工業団地を
運営しています。
2016年度業績は売上7億8400万バーツ、
純利益1億5900万バーツでした。
(http://www.navanakorn.co.th/)
ナワナコン工業団地(パトゥムタニ)は1971年に開設されました。
バンコクへのアクセスの良さ、政府からの高い恩恵
を売りにしていて、2016年現在の入居企業は190社以上・
230工場、労働人口は27万人となっています。
そのうち104社が日系企業です。
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