タイ国際航空とエアバスが提携し、航空機整備拠点を設立
タイ国際航空Thai Airways International(THAI)は
航空機大手エアバスと提携し、第3空港として拡張が進む
ウタパオ空港U-Tapao International Airportで
航空機メンテナンスを行うMRO拠点を設置するとしています。
投資額は110億バーツで2019年からの稼働を目指します。
MROとはMaintenance Repair and Overhaulの略称で、
整備・補修・オーバーホールのことです。
航空機や備品に必要なMRO事業は航空事業の安全性維持と
密接に関係しているため、国際的な基本的枠組みはICAO
(国際民間航空機関)に厳しく規定されています。
東南アジアでは格安航空会社(LCC)普及、中間層拡大、
競争拡大の影響もあって、MRO拠点を持ちたいエアバスと、
航空機産業を誘致したい
タイ政府側・タイ国際航空側のメリットが一致したとしています。
MROセンター内には教育施設なども設けられ、
複合構造修理センターをはじめとする専門修理工場や、
タイ国内外技術者向けの広範なコースを提供する
メンテナンストレーニングセンターも準備されるとしています。
タイ国際航空Thai Airways International(THAI)は
タイ財務省が出資する国営フラッグキャリアです。
スワンナプーム国際空港をハブ空港とし、南アメリカを除く
全大陸に就航しています。
航空連合スター・アライアンスに発足当初からスターティング・
メンバーとして加盟しており、同アライアンスの代表的メンバーです。
2017年度1月~9月期業績は売上1403億3900万バーツ、
純利益-38億7800万バーツでした。
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