タイの製糖大手、ブリラム・シュガーは中流~下流の製糖事業を拡大
タイの製糖大手、ブリラム・シュガーBuriram Sugar(BRR)は、
砂糖精製工場の拡大、エタノールおよび生分解性パッケージを含む
中流~下流の事業を拡張します。
2017年末に取締役会からの承認を得て18年に開始する予定と
しています。
4億バーツを投資して年産12万トン規模の処理が可能な精製工場を
建設します。
3億バーツの投資分は生分解性製品、エタノールの生産を行います。
2018年度も10億バーツ分を準備して事業拡大、投資を継続します。
新しい市場を創出するために、サトウキビを粉砕する際に排出される
副産物である糖蜜とバガスを使用した分野への投資を増やします。
また、9.9MW規模の発電能力をもつ4番目のバイオマス発電所を
約6億~7億バーツで建設し、タイ国営電力(EGAT)と電力購入契約を
結び売電します。
同社は長期的な投資計画のためにブリラム(Buri Ram)県、
スリン(Surin)県で2つの新しい製糖工場を建設し、1日あたり
24,000トンのサトウキビ粉砕能力を目指す計画です。
環境影響評価ライセンスを申請中で、2つの新しい製糖工場の
建設は2019年に操業開始の見通しです。
ブリラム・シュガー(BRR)社は2016~17年のシーズンで220万トンの
砂糖を生産しました。
次年度2017年~18年の砂糖生産量は280万トン~300万トンを
目指します。
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