タイの大手自動車部品メーカー、タイ・サミット・グループ、EV電気自動車部品需要への長期的供給に自信
タイ大手自動車部品メーカーの1つ、タイ・サミット・グループ
(未上場)では、将来的に訪れるEV電気自動車部品需要への
長期的供給に自信を持っています。
EVは世界中の自動車業界のゲーム・チェンジャーとされており、
ガソリン車のエンジン部品などは急速に減速する予想が出ています。
一方で、より重要になると予想されるのはEVバッテリー部品の
製造です。
EVバッテリーで使用される主な原料はリチウム、コバルトの
2つです。
原産国はリチウムが南米チリ、ボリビア、アルゼンチン、
中国などに集中しています。
コバルトはコンゴが圧倒的で、中国、カナダが続きます。
EV関連の新しいビジネスモデルも登場すると見られていて、
バッテリリース、バッテリーリサイクル、
自動車用ソフトウェア、ライドシェアなど破壊的な
新技術の影響で、あらゆる自動車関係企業は新しい高度な
技術に関心を持ちながら改革していかなければならないと
タイ・サミット・グループでは分析しています。
2036年までに約120万台のEVがタイ国内で普及していく
と見ています。
同社はEV用軽量材料のサポートなどの研究開発センターに
4億バーツを投資し、既に日本やアメリカの自動車メーカーに
EV部品を供給しています。
タイ・サミット・グループは2021年までに世界のトップ
100社になる目標を掲げて、5年間の開発計画(2017-21)に
取り組んでいます。
国内外での売上高を1000億バーツにするのが目標です。
同社の2017年度業績予測は売上798億バーツとしています。
決算月は2018年3月末です。
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