台湾資本、New Kinpo Groupの子会社、XYZprinting社は3Dプリンターをタイ市場へ投入
台湾資本のニューキンポグループNew Kinpo Groupの子会社、
XYZprinting社では、タイをアセアンでの事業拡大拠点として選び、
最初の3Dプリンター投入国にしました。
タイは地元ローカルデザイナーや中小企業数の数が多いため、
3Dプリンターの潜在的な大市場であると分析しています。
XYZprinting社は2017年11月に3DColorJet技術を使用した
世界初のフルカラー3Dプリンター、「da Vinci Color」を
タイ市場に投入しました。
タイ政府の掲げるタイ4.0政策はIT推進も含まれており、
タイがアセアン地域全体で3D印刷事業展開を目標としているため、
XYZprintingのマーケティング戦略にも沿っています。
また、タイは文化と創造力の強い国際的な国であることも
3Dプリンティング市場が伸びる要因だと分析しています。
ニューキンポグループは1989年よりタイの子会社、
キンポ・エレクトロニクス・タイランドを設立し、
その後社名をカルコンプ・エレクトロニクス・タイランド
Cal-Comp Electronics(Thailand)(CCET)に変更、
2001年タイ証券取引所に上場しました。
カルコンプ・エレクトロニクス・タイランド(CCET)社は
電子部品メーカーで、電子部品受託サービス、
Electronic Manufacturing Services(EMS)や
オリジナル設計製造Original Design Manufacturing(ODM)
を手掛け、100か国以上との取引実績を持っています。
同社の2016年度業績は売上1087億2300万バーツ、
純利益11億6800万バーツ、 2017年度1月~9月業績は
売上784億9000万バーツ、純利益9億2900万バーツでした。
XYZprinting社は2013年台湾で設立、2015年XYZprinting
(Thailand)を設立しました。
アセアン市場での販売拡大における最大の問題は、
多くの人々が3Dプリンティングに関する知識が不十分である
こととしています。
この記事へのコメントはありません。