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タイの高級物件・商業施設開発を手掛けるシンハー・エステート、企業解説

タイのシンハー・エステートSingha Estate(S)社は
高級物件、商業施設開発を手掛ける不動産開発会社です。
親会社はビール大手のシンハー・グループで、
2014年度にRasa Property Development社の株式を
買い取り、社名変更後にそのままタイ証券取引所(SET)に
上場を維持しています。

同社はアソーク地区で高級コンドミニアムThe ESSE Asokeと、
日本大使館跡地で大規模商業施設Singha Complexを開発中です。

今後の計画としては2020年までに550億バーツを投じて
ホテル、オフィス、工業団地、倉庫などのビジネスを
拡大していきます。

英国での企業買収、モルディブでのリゾート開発、
バンコク都内オフィスビルSun Towerの購入などを進めています。
また、49億バーツを掛けてSantiburi Residencesを開発中です。
2017年11月からは高級住宅プロジェクトEsse Sukhumvit 36を
販売開始予定です。

オフィス開発ではヴィパワディーランシット通りのSun Towerを
本拠地として管理スペースを増やしていき、17年時点6万平米から
2020年までに20万平米へ増やす計画です。
資金調達ツールとして2019年以降に不動産投資信託
Real estate investment trust(REIT)を60億~150億バーツ
規模で上場させる計画もあります。

2017年は高級一戸建て開発のニルヴァーナ・デベロップメント
Nirvana Development社と、二部上場住宅開発・建材の
ダイイ・グループDaii Groupを買収し統合させています。

シンハー・エステート(S)社の2016年度業績は
売上36億5700万バーツ、純利益-1億7000万バーツ、
2017年上半期業績は売上23億バーツ、純利益-2802万バーツでした。

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