タイのプラユット首相は2018年総選挙実施時期を示唆
プラユット首相は10月10日に開かれた国家平和秩序維持評議会
(NCPO)の合同会議の後、タイ総選挙の具体的スケジュールと
日程を2018年6月に発表するとしています。
また、大まかなスケジュールとして2018年11月中の総選挙実施を
目指すとしています。
プラユット首相が総選挙日程詳細について明らかにしたのは
初めてです。
この発表を受けタイ証券取引所総合指数も良い反応を示し、
SET総合指数は1700ポイントを突破しています。
タイ憲法起草委員会では2014年5月から政党活動禁止令を
続けていますが、近くこれを解除して政党活動再開や正常な
政治活動ができる方向へ進める見通しです。
タイでは2014年に反タクシン派による大規模デモ活動の後、
軍部がクーデターを決定、翌年には総選挙を実施する計画を
発表していましたが、タイ暫定政権は少なくとも過去2回
選挙実施時期に言及したものの、憲法の変更や治安上の
懸念などを理由に先送りしてきました。
新しい憲法は2017年4月チャクリ王朝記念日に公布・施行
されています。
タイ軍政は民政移管に向けた議会下院総選挙を行う予定ですが、
総選挙後も軍・特権階級が任命制の議会上院を通じて国会の
3分の1を自動的に抑えることから、軍主導の政権が発足し、
プラユット首相が続投する可能性もあるとしています。
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