タイ政府貯蓄銀行ではリバースモゲージのサービスを開始
タイ政府貯蓄銀行(Goverment Saving Bank)では
タイ国内で不動産を所有する高齢者に有利な生活資金
提供を行う施策として、リバースモゲージの導入を
決定しています。
リバースモゲージは、不動産を担保に老後資金を融資する
システムです。
まずは100億バーツ分を準備し、希望する高齢者へスキーム
提供を開始します。
国内で急速に進む高齢者社会に対応するための政策と
国民の老後生活資金の負担を緩和する政府方針によって
導入されました。
タイのリバースモゲージはタイ政府貯蓄銀行が第1号の金融機関です。
タイ国民で60歳~80歳の住宅所有者に対し生活資金を毎月支給する
形での融資となります。
物件担保評価額の最大70%までを融資し、金利は初年度免除、
2年目から最大貸出基準金利(MLR)マイナス1ポイントとしています。
(低層住宅が最大で70%、コンドミニアムは最大で60%)
タイ国内にはすでに700万~800万人が高齢者となり、
今後も高齢者人口の増加が予想されているため、社会保障制度、
年金制度の弱い同国では様々な施策が検討されていました。
同融資は最大25年間とし、対象の高齢者は融資終了時期が85歳を
超えないものとします。
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